葬儀のマナー

弔電のマナー

弔電のマナーをしっかり理解しておくべき!

お世話になった方、近しい方などがお亡くなりになって急ぎ弔問したいという気持ちがあっても、仕事などでどうしても行くことができないこともあります。
そんな時、魏続の方に弔意を示すために行うのが弔電です。

悲しみの気持ちを表すことが必要ですが、不幸のお席で失礼がないように弔電のマナーも社会人として理解しなければなりません。
弔電を送る際に利用してはいけない言葉、ポイントなど知識を持つことが必要です。

弔電にふさわしくない表現

故人を忍びご遺族の気持ちを配慮し送ることが必要となるので、不幸が重なるような言葉を使うのはタブーです。
例えば「重ね重ね」という言葉も、つい、ご遺族のことを思って使ってしまいがちですが、不幸を重ねることを連想させるため利用しません。

また「死」という言葉もふさわしくない言葉で、「死亡」「死ぬ」といった言葉は忌み言葉といわれるためこれもNGです。
宗教によっても利用しない言葉があり、冥福、成仏という言葉は使いがちですが、キリスト教ではふさわしい表現とならないため、宗教に関しても理解が必要となります。

弔電を自分の言葉で送りたいという人も多いのですが、こうした意味言葉やふさわしくない言葉を使ってしまうことを避けたいという方は、文例を利用してもいいでしょう。
弔電など電報サービスを行っている業者のホームページを見ると、いくつかの弔電例が掲載されています。
近頃はお線香が弔電とセットになっているもの、ブリザードフラワーなど生花ではないお花をセットにできるものもあるので利用するといいでしょう。

弔電のポイントをしっかり理解しよう

お亡くなりになったと連絡を受けたら葬儀の日程、葬儀を行う場所、喪主のお名前、さらに宗教について確認が必要です。
最近は自宅での葬儀が少なくなっていますので、斎場などで行う場合には斎場名宛にし、受取人喪主の名前を忘れずにしるします。
喪主名がわからない時には「○○様(亡くなった方のフルネーム) ご遺族様」という宛名で構いません。

送り主の名をしっかり入れて葬儀前日までに手配するのがマナーです。
最近は家族葬などで弔電などの受付もしないと連絡が来る場合もあります。
それでも・・・と送ってしまうと、遺族が後からお礼を考える必要など出てきますので、弔電なども一切受けつけないという時には、葬儀が終わって落ち着いたころを見計らい、お線香をあげに伺うようにしましょう。

敬称を理解することも重要

弔電の際には「喪主から見た」故人の続柄を記すことが必要です。
例えば喪主のお父様がお亡くなりになった場合には「ご尊父様」お母さまの場合は「ご母堂様」など敬称を利用します。
弔電のほか、こうした敬称を使うことも社会人になればあることなので覚えておくといいでしょう。

通夜もしくは葬儀については、参列し最後のお別れをする必要があります。
どうしても行くことができない場合を除き、参列できるように調整しそれでも無理なようなら弔電を利用することを考えるべきです。